Hola!!
バルセロナ在住のShuri(@CafeconlecheBcn)です。
前回の記事の続きでローマ観光2日目後半の様子を書いていきます。※2019年4月時
イタリア旅行全日程はこのような感じです▽
それではさっそくご紹介していきます。
バチカン美術館のチケット購入へ
怪しさ満点の客引きを通してチケット購入
サン・ピエトロ大聖堂を見終わった後すぐにバチカン美術館へ向かいました。
8時50分ごろに入口付近に到着したのですがすでに長蛇の列!
希望日の予約が事前にとれなかったので9時オープンより少し早めに来たのですが、甘かったですね。
並ぶか諦めるか悩んでいると客引きから猛烈なアプローチ。なんでも「並ばずに入れるチケットが買える」とのこと。
明らかに怪しそうでしたが近くのオフィスまで付いていき、また説明を受け「少し割高だけど、大丈夫かな」と感じたので購入しました。オフィスの外観はこんな感じ▽
ちなみに値段は35€。一般チケットが17€なので倍以上してます(笑)予定が詰まっていて長時間並んで時間も無駄にしたくなかったので仕方なかったかなーと思います。
また私以外にも購入している人がすでに数組いました。
15分くらい待つように言われたので、横のカフェでコーヒーをテイクアウト。
どうやらもう少し人数を集めたいようで客引きの人達がさらに数組連れてきていました。
10人くらいになったところで、オフィスのスタッフの方に連れられいざ入口へ。
そしたらあれよあれよと中に入れ、チケット売り場の前で待ち、無事スタッフの方からチケットを受け取りました。疑ってごめんなさい(笑)
その後も特に問題なく見て回ることが出来ました。
チケット販売業者について
チケットを購入した事務所の場所はこちら▽
こちらの住所には複数の業者が登録されているみたいですが私が購入した相手は「7 Stars Tours」というところです。
バチカン美術館の内部へ
ピナ・コテカ(絵画館)
まずは『ピナ・コテカ(絵画館)』へ。ここには見どころの一つ、ラファエロの最後の作品と言われている【キリストの変容】があります。
キリストの起こした奇跡を描いていますが上下で構成が異なっています。上部はキリストが自らを神の子であると示す場面、下部では悪霊に取りつかれた少年を救う奇跡が描かれています。
見覚えがあるなーと思ったら有名な「最後の晩餐」のタペストリーでした。
地図のギャラリー
『地図のギャラリー』ではイタリア各地と教会所有地の地図が左右に40枚描かれています。
また何といっても印象的なのが黄金に輝く天井画と装飾でしょう。120m続く回廊ですので首が痛くならないよう注意してください(笑)
ラファエロの間
『ラファエロの間』のエリアには4つの部屋(コンスタンティヌスの間、へリオドロスの間、署名の間、ボルゴの火災の間)があります。
下の作品は「へリオドロスの間」に描かれた【大教皇レオとアッティラの会談】
教皇レオ1世とフン族の王アッティラの停戦交渉の様子が描かれています。
「署名の間」には有名な作品【アテネの学堂】があります。
古代ギリシャの哲学者たちが一堂に会している様子を表す壁画です。ラファエロの最高傑作との評価も。
中央にいる2人の人物(左 プラトン、右 アリストテレス)はチケットのデザインにもなっています。ちなみにプラトンの顔はレオナルド・ダ・ヴィンチがモデルになっているそう。
システィーナ礼拝堂
バチカン美術館の一番の見どころはやはりシスティーナ礼拝堂でしょう。ここは絶対に見たいと思っていました。
特にミケランジェロの天井画「天地創造」と祭壇画「最後の審判」は必見!
残念ながら写真撮影はNGです。取ろうとしている人がいるとかなり大きな声で注意されていました。
天井画「天地創造」は上を見ながらの作業だったのでミケランジェロは首や腰を痛めながらほぼ一人で約4年(1508年~1512年)で完成させました。
「最後の審判」は約5年(1536年~1541年)をかけて完成。完成時のミケランジェロの年齢は66歳でこちらもほぼ一人で作り上げています。しかも13.7m×12mというスケールだったので、いかに超人であったかが想像できます。
螺旋階段
こちらは2重螺旋の構造で上りと下りが交差しないように設計されています。デザインもかっこよくて美しい。最後はこちらを降りて出口に向かいます。
バチカン美術館を出た時に見た入場待ちの行列。しかも私の入場前より列が伸びてます(笑)
ナヴォーナ広場周辺
サンタンジェロ城
バチカン美術館を出てから次の目的地へ。サン・ピエトロ広場へ続くコンチリアツィオーネ通り(Via della Conciliazione)からサンタンジェロ城方面へ向かいます。
中には入らず外から見ただけです(笑)写真はサンタンジェロ橋から取りました。
ナヴォーナ広場
昼食後に寄ったのがこちらのナヴォーナ広場。芸術性の高い3つの噴水(ムーア人の噴水、ネプチューンの噴水、四大河の噴水)が見どころです。
広場周りはカフェやレストランが多いので休憩としても立ち寄れるかと思います。下の写真は「ムーア人の噴水」。
下の写真の噴水は「四大河の噴水」。4つの彫像があり、それぞれガンジス川、ドナウ川、ナイル川、ラプラタ川といった世界の4つの大河を表しています。
ちなみに左がガンジス川の像、右がナイル川の像になります。
パンテオン
古代ローマの遺跡、パンテオンはナヴォーナ広場から歩いて4分ほど。
紀元前27年頃に建設されたが、80年頃に火事で焼失してしまう。その後118年から125年にかけて再建されたそうです。それから現在まで形を維持されているので、ものすごい歴史を感じさせる貴重な建造物です。
正面に見える円柱は太さ4.5mもあり、これがまた近くで見ると太い!それが入口付近に16本もあるので、入る前から圧倒されます。
2018年から入場料がかかるという情報を見てましたが、私が訪問した2019年4月時点でも無料で入ることが出来ました。
サンタ・マリア・マッジョーレ教会
ローマで最後に訪れたのがサンタ・マリア・マッジョーレ教会。ローマの5大バシリカの一つに数えられています。
ちなみに5大バシリカとは他にサン・ピエトロ大聖堂、サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂、サン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂、サン・ロレンツォ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂の4つを指します。
宿泊していたホテルから近く、テルミニ駅からも徒歩5分ほどです。
入場料は無料。入り口ではセキュリティーチェックがありました。
身廊と側廊の間に並ぶのは大理石の列柱。列柱の上には5世紀に描かれたモザイクもあります。
13世紀に描かれたモザイク「マリアの戴冠」。こちらも非常に印象的で主祭壇の奥で見ることが出来ます。ですが少し暗くて見にくいかもしれません。
入口上部にあるステンドグラスも美しい。
まとめ
バチカン美術館の行列にはかなり驚きました。まだオープン前でしたからね。時間を無駄にしないために事前予約は必須です。
バルセロナも人が多いですが、ローマも観光客が凄い多かったです。4月のあの時期は特にイベントなどなかったと思います。バケーションシーズンはもっと増えるだろうし、そう考えるとまだマシだったのかもしれません。
次の記事ではローマのグルメについて紹介します!
それでは、Hasta luego!!
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