Hola!! バルセロナ在住にShuri(@CafeconlecheBcn)です!
今回は以前フィゲラスに1泊2日で訪れた時の旅行記になります。フィゲラスといえばやはり有名なのがダリ美術館ですね。バルセロナから訪問する観光客も多く非常に人気となっています。
訪問する際の注意点としてはチケットの購入方法でしょうか。予約して事前に購入しておいた方がいいのか現地でも購入できるのかなど私の経験からお伝えできればと思います。
また1泊したのでダリ美術館以外のフィゲラスの中心地付近もゆっくり観光出来ました。そのあたりもご紹介します。
ダリ美術館までの行き方
まずはフィゲラスの駅からダリ美術館までの行き方をご説明いたします。ちなみにバルセロナからフィゲラスまでの鉄道での行き方は↓こちらを参考にしてください
バスでPlaça del Solまで
私はAVANTを利用しましたので到着駅はFigueres Vilafantになります。ここからはバスで中心地まで向かいます。
駅を出るとすぐ近くにバスが停車しているかと思いますので簡単に見つけることが出来ます。乗車する時に一応目的地であるPlaça del Sol(プラサ デル ソル)を通るか確認しておきましょう。
Plaça del Solまではバスで6分程度です。
料金ですが私が利用時は片道1.75€でした。
下りた後は徒歩で美術館へ
Plaça del Solからは徒歩でダリ美術館へ向かいます。 地図アプリさまさまです(笑)
下りるとすぐにロータリーが見えてきます。
地図通りに進んでいくと
たまごが印象的な外観が見えてきます。
私の場合は泊まりできていたので先に宿泊するホテル「ドゥラン ホテル&レストラン Duran Hotel & Restaurant」の方でチェックインを済ませ、ホテルから徒歩でダリ美術館まで行きましたが、さほど道のりは変わりません。
宿泊したホテルやレストランについての記事はこちらから↓
入り口はこちらから。Plaça del Sol からこちらまで徒歩6分程度なので駅からバスと徒歩合わせて12分前後で着くかと思います。
ダリ美術館のチケット購入方法
チケットはネットで予約しておくことをお勧めします。窓口でも購入することは出来ますが観光シーズンは並ぶ可能性が非常に高いです。
値段は14€(ダリ宝石美術館の入場も含む)でオンラインで購入したとしても割引になったりしません。*2021年7月現在
私が訪れたのは去年の9月の終わりごろでしたが少し並んでいました。ただ窓口で購入したとしても入場まで10分ほど待つ感じでしょうか。
日帰りの場合は帰りの列車の時間なども気になりますし、中で充分時間を使うためには事前にチケットを予約購入しておくのがベストでしょう。
チケットはダリ美術館のサイトから購入できます。
ダリワールドを体感
スペインが生んだ天才画家「サルバドール・ダリ」
スペインの巨匠、サルバドール・ダリ(Salvador Dalí)といえばシュルレアリスムの代表的な画家として知られています。作品を見ても奇想天外で「うーん、、、よくわからない・・・」というのが本音です(笑)
私自身ダリのについては時計の絵画と特徴的な髭くらいしか思い浮かばず「シュルレアリスムって何?」という状態でした(汗)なのでまずは簡単にシュルレアリスムについてご説明したいと思います。これを知っているかどうかで見方がだいぶ変わりますので!
シュルレアリスムとは
「シュルレアリスム」とはフランスの詩人・文学者であるアンドレ・プルトンが唱えた芸術運動です。日本語では超現実主義といわれています。
プルトンは「理性による監視をすべて排除し、美的・道徳的なすべての先入見から離れた、思考の書き取り」と定義しています。簡単に解釈すると意識の介入を排除して無意識の中で生まれるものを表現するといったことでしょうか。
でも「無意識からどうやって具体化するのか?」って思ってしまいます(笑) 一つの手法として「夢」が挙げられています。
夢には自分の深層心理が反映されているといわれていて、この深層心理というのが自分自身でも普段気づいていない心理状態、要は無意識の心理状態というわけです。
普段自分が意識していないことを夢を通して知るなんて面白い手法ですよね。また作品を通してダリが見ていた夢を想像するのも楽しいかもしれません。
館内の作品
館内の作品を少しご紹介。入るとすぐ目の前にキャデラックと女性の銅像が目に入ります。コインを投入することで何やら仕掛けが発動する模様。
上記の作品の背後に見え隠れする巨大な絵
遠くから見るとリンカーンの肖像画に見えるが近づいて見てみると違った姿が見えてきます。面白い仕掛けですよね。
ガイドブックでよく見る「メイ・ウエストの部屋」
唇のソファが印象的です。ここにも隠された仕掛けがあります。
ある場所から見るとメイ・ウエストの顔に見えるという仕掛けです。
天井にも作品が!?
代表作とも言える「記憶の固執」のレプリカですかね。オリジナルはニューヨーク近代美術館に所蔵されているようです。
ダリ宝石美術館
こちらではダリのジュエリーアートを見ることが出来ます。ダリ美術館のチケットにこちらの入場代も入っていますのでお忘れなく。
こちらにも絵画が飾ってありました。
この階段のところにもちょっとした仕掛けが隠されています。わかりますか?
ダリらしいデザインのジュエリーですね。
蝶の宝飾も細かくて綺麗です。
「王家の心臓」と呼ばれる作品。中央部のルビーは動いていませんでしたが、動いている映像を横のモニターで確認できます。
おまけ:他の訪れた場所
今回はフィゲラスで一泊したので時間に余裕があり、ダリ美術館以外の場所も観光出来ましたので併せてご紹介します。
サン・ペレ教会 (Església de Sant Pere)
公式ホームページ:サン・ペレ教会
ダリが子供のころ初めて洗礼を受けたとされる教会です。ダリ美術館の目の前にあります。
こちらはダリ美術館に比べると全然人が入っていなかったのですぐに入れるかと思います。
サン・フェラン城(Castell de Sant Ferran)
公式ホームページ:サン・フェラン城
ダリ美術館からは徒歩で向かいました。
道順を示す標識もあるので向かうのにそれほど難しくありませんでした。
ですが閑散とした住宅街を通っていきますので人通りはかなり少なかったですね。20分程度かかったと思います。
こちらは入り口で頂いたルートマップ。
ちなみにサン・フェラン城と言われていますが実は18世紀にフランスからの侵攻に備え建てられたヨーロッパ最大の軍事要塞になります。また後に刑務所としても利用されていたそうです。
正面に見えるのが未完成の教会。軍事要塞の一部分でもありますし並外れた堅牢性を備えていたようです。
兵士の家だった所。赤いドアが映える!綺麗なタイルも未だに残っていますね。
厩舎として使われていた場所。当時は500頭近くの馬がいたようです。現在ではスペースが半分ほどになっています。
周囲が3キロちょっとで、面積が320,000㎡あります。東京ドームが6個は入る計算ですからかなり広いです!
入口で頂いた施設マップの見学ルートに沿って見て回りましたが1時間ほどはかかったと思います。それでも観光客はほとんどいませんでしたのでゆっくり見て回ることが出来ました。
ランブラ広場
現地の方がベンチに座っていて憩いの場のように感じました。
ダリ美術館からも歩いて5分くらいの場所で私が宿泊していた「Duran Hotel & Restaurant」からも歩いて2分という近さでした。
通りを歩いていると、、、こんな場所にもダリの作品が!?
ダリの生家
ダリの生まれた家も見てきました。地図アプリがなければ通り過ぎてたと思います(笑)
中には入れず、外観だけ見ることが出来ます。
まとめ:ダリの世界観を堪能してください
今回は主にダリ美術館とその他の訪問した場所をご紹介させていただきました。
ダリ美術館にはちょっとした驚きと楽しさを与えてくれる仕掛けがたくさんあり、 薄っぺらい知識しかなかった私ですが非常に楽しむことが出来ました!(少しでも知識を入れておけばより深く楽しめるのは確かです)
時間があればサン・フェラン城まで足を延ばすのもアリでしょう。おそらく観光客も少ないでしょうし、狙い目です。
私は1泊2日で行きましたが、日帰りでも充分楽しめるかと思います!ぜひ時間をたっぷりとってフィゲラスを満喫してください!!
ご参考になれば幸いです。Hasta luego!!
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